それは思うがままに作ってもらう、
頼んで自由に求めること。
フルオーダーする。特別に注文する。
そんなお客様の思い描く絵(イメージ)を形に
することが私達の仕事です。

それは「意気」に通ずるとも言われる、
滲み出る自然な色気、人となり
格好良さ、凛々しさ、
染められる柄は使う人の心意気の現れです。

それは物事の奥行き、
心動かされる風情
お洒落な姿、男(漢)らしさ、女らしさ
季節感あふれる風呂敷でお使い物を包む、
洒落た手ぬぐいで額の汗を拭う、
そんな姿を思い浮かべ、
心躍るいでたちを演出します。

お陰様で北海道から沖縄まで
幅広いお客様から御支持を頂き、官公庁や大手企業様を始め個人のお客様に至るまで、
商品をお届けしております。

過去の製作例

・静岡県食料品メーカー様 オリジナル風呂敷 1000枚以上
・新潟県HP制作会社様 揃い浴衣 100着以上 祭手拭
・東京都中央区高級料亭様 オリジナル手拭 2000枚以上
・舞台役者様・・・複数名 オリジナル手拭 舞台用・販売用
・青森県酒造会社様 誂え染半纏 イベント用
・群馬県食品メーカー様 オリジナル風呂敷 1500枚以上
・官公庁関連・・・複数部署 半纏 各部署20枚以上
・各町内会・・・複数 半纏 浴衣 手拭 500着以上 祭手拭 神社幕 他多数
・都内公立高等学校様 オリジナル風呂敷 1000枚以上
・通信教育会社様 誂え染半纏 100着以上 等

上記のような大きな単位の物から数枚単位の個人様のご依頼までを含め 多数の製作をさせて頂いております。有難う御座います。

弊社の扱う主な染色方法

注染本染

両面染
手ぬぐい・浴衣地のスタンダード。その名の通り、型の上から染料を注ぎ染めする。
隣り合う異なる色の間隔が1~2cm空いていれば数色使用できる。
アウトラインが柔らかく風情がある仕上がりで一番人気。余り細い線や細かい柄は苦手な面もある。

顔料プリント

片面染
顔料染料で3色程度まで可能。細かい線や柄もかなりはっきりと出る。
染料が通らない為、裏は白いまま。
最低ロットは300枚以上となるので、ノベルティなどの用途に向く。

反応本染

両面染
布上で化学反応を起こし固着させる堅牢度は高い染色方法。
細かい線や柄もプリント同様に染まるが、浸透して裏もほぼ同様に色が出る。
アウトラインがはっきりと出る為、直線や幾何学模様も鮮やかだが、コストはやや高い。

友仙染

片面染
風呂敷・和服など 1色1版の型を作り、染重ねていき柄を出す伝統的な手法

本藍染

風呂敷・和服など 1色1版の型を作り、染重ねて
いき柄を出す伝統的な手法

捺染(なせん)

両面染・片面染
染料を吸着加工する方法で、多色でも対応可能だが、必ず1色1版の型が必要。

一枚ずつ染める為、仕上りは特に良く高級志向の記念品などにも利用される。
手捺染・オート捺染がある。

その他

臘纈染 ろうけつ 、板締め絞り染、藍染め、紅花染め 等

全染研色見本

※注意 画面上で見ている色は実際の染色と異なりますので、紙に印刷し気に入った色がプリント出来たら、印刷した紙そのものを見本としてお送り頂く事で 誤差を最小にできます。
DICカラーも同様ですので、是非プリントして色を決めることをお勧めします。

弊社の扱う主な素材

木綿 紬 シャンタン 葛城 帆布 シャークスキン ブロード 天竺 タッサー 金巾 絽 他
正絹 紬 縮緬 羽二重 絽 紗 他
ポリエステル 縮緬 変り織 他
レーヨン 縮緬 変り織 他
その他その他 その他

製作動画

  • 半纏 デザイン原稿

  • 半纏 型を作る

  • 半纏 染める

  • 風呂敷 染める

豆知識1「半纏はどんな種類がある?」

祭半纏 祭事・催事・地域行事
印半纏 大紋に屋号・家紋・社章・荷印・徽章などを染め抜き粋を
職人半纏 園芸・建設業・大工・左官・鳶職
舞祝半纏 新造船などの晴着として着丈の長い総柄舞祝(まいわい)半纏
太鼓半纏 袖無し・半袖
刺子半纏 消防用・職人用・防寒用
夏用絽半纏 綿・正絹・ポリエステル
イベント半纏 ポリエステルサテン・Gポプ
無地半纏 綿・綿丈長・ポリエステル
踊衣裳半纏 よさこい系 ・長半纏・袖無し踊用
被布半纏 半纏コートと呼ばれる場合が有ります 素材は裏付で綿・ポリエステル
綿入半纏 表素材=綿・正絹紬  中わた=綿わた・真綿 誂え別注能力
綿入袖無半纏 表素材=綿・正絹紬  中わた=綿わた・真綿 誂え別注能力
ねんねこ半纏 袷仕立・綿入れ仕立にして黒衿に細幅レースを付けました。
=子守半纏・子負(こおび)半纏
亀の子半纏 袖無しで袷仕立・綿入れ仕立=子守半纏

豆知識2「 半纏 はんてん 法被 はっぴ はどう違う?」

半纏とは

半纏和服の類で江戸時代より庶民の間で広く用いられた上着で半天、袢天、袢纏、半纏とも書き表されています。半纏の語源は小幅反物1反3丈(約12メートル)の半分で纏う(まとう)ことの出来る着物を半纏と呼ぶようになったようです。 袢纏は日本の歴史、伝統文化の象徴的衣装として広く浸透してきました。古来より粋を旨とし、防寒・おしゃれ・華麗・実用着として多様化し、生活のあらゆる場面にあわせ開発され発展しました。 近年は職域・グループの誇示、昨今の『おもてなし』ブームにも半纏が登用され、現代洋服衣装の中で唯一和装文化継承に広く貢献しています。

法被とは

法被とは半纏との釈然とした違いはありませんが、半纏は庶民・職人・町民の生活着として、また法被は武家社会の中で用いられてきました。 後に社寺にも取り入れられ祭事に町民も半纏で参加して、現在の祭半纏となり、印半纏(大紋の染められたもの)の衿文字に地域の隆盛を誇示したようです。

浴衣の豆知識

浴衣のはじまり

平安時代に始まり貴族が蒸風呂でやけどをしないように湯帷子を着用、江戸時代に綿織物が生産され湯帷子が庶民にも浴衣として銭湯で用いられ始めました。 肌触り、通気性が良く洗濯しやすく乾燥に優れ広く喜ばれ普及しました。蒸暑い日本風土に適合し着易く、夏の衣装として老若男女問わず広まってきたのです。 時代を追うごとに柄色加工技術の発達(殊に有松絞)と共に衣裳文化に貢献しました。

浴衣の着付け

女性は下前を合せて上前を重ね、衿を整え着丈(裾位置を)決めた位置で腰紐をきっちり結びます。 袖脇下の穴(身八つ口)から手を入れ前後のおはしょり部分を整え、着物ベルト(腰紐可)で固定して衣紋やしわ等を丁寧に身づくろいした上で伊達〆を締めたのち帯を着用します。 男性は浴衣に袖を通して背の縫い目を背筋に合わせて羽織ります。おはしょりはしません、着丈に合わせた浴衣サイズを選択します。 着なれない場合は腰紐で下締めしてから帯を着用します。

手拭とは

手ぬぐいは本来、綿の小幅生地(32㎝~38㎝)を粗く織り漂白し900㎝~1000㎝の反仕上げしたもの。
吸湿性に優れ、肌触りよく乾燥しやすく、日本の気候に最適な織物素材です。
江戸時代に始まり知多・松坂・泉州が日本での三大綿織物生産地と言われており、小幅綿織物は手拭地の他、和装肌着、産着、腹巻など広く利用されております。 以来手拭はあらゆる場面で重宝され広く愛用されるようになりました。
織り、染めの技術も進歩して多様化し、一人一人に親しく必需品とされてきました。
お手拭きとして、また頭に巻いて汗を取り、襟巻として防寒衣替わりにと多様利便です
布巾(ふきん)からおむつ迄、のしを付けて名刺替わりのご挨拶に、今日でも広く使われています。
手・顔・からだなどを拭くのに用いる布。鉢巻きや頬かぶりなどにも使います。
普通、一幅の木綿を3尺(約90センチ)に切ったもので、模様や文字が染め出してあります。

風呂敷の由来

布を以って包み持ち運ぶ用具として奈良時代に始まり生活のあらゆる場面に用いられ、江戸時代混浴場(風呂)で布を敷いて濡衣などを包む用具としたことが風呂敷となりました 武家は家紋 商家は屋号に始まり一般にも婚礼など慶事の荷物を家紋入りの大風呂敷(2メートル余の角)で包み家系の誉れとされました
商人は運搬用風呂敷に荷印や商物名を染めて背負い歩きして歩く宣伝マンとして活躍、全ての人々に愛用され広く認知度の高いものになりました
包装用、運搬用、収納用、頭に乗せて天日、雨を避け 首体に巻いて防寒衣替わりに、文様、色柄、素材は多岐に亘り開発改良がなされております

包み方として一般には意外に忘れられていることに慶事には右包み=風呂敷を対角に置き左端から右に下部を上に上部を下にし右端を左に余れば下に廻します
弔事には左包み=風呂敷を対角に置き右端から左に上部を下に下部を上にし左端を右に余れば下に廻します